「ESSAY」の「レタッチ ビフォアアフター」を加筆して再アップしました。

↓加筆分
今やレタッチの世界はAIとの競争になっています。この原稿を書いた当時のボクの技術は圧倒的だったと思います。同じことをPhotoshopのAIができるようになりました。さらにSNS全盛の時代となり、AI技術は進化の一途を辿っています。おそらく今はモデルと風景を別に撮って合成することも容易なはずです。ただ、ボクにはそれを作る人たちのモチベーションが分からない。かつて合成写真と呼ばれていた頃なら、まだしもそのレタッチ技術を試したり誇ったりすることもあり得たでしょう。でも今のフェイク画像は電脳が盗用すれすれの無制限学習を蓄積して生成するもので、作り手の能力や創造性は全く関係ありません。唯一作り手が得られるものがあるとすれば、それは鑑賞者や世間を欺くことができたという自己満足感だけではないでしょうか。
いちばん右の画像は現在のボクの全力レタッチです。ご覧のようにボク自身の技術も進歩しています。時短のためにPhotoshopのAI機能も一部使っています。たとえば草むらに脱いである衣類を目立たないように消す作業などは自分でやってもAIにやらせても大差ないからです。全体で所要時間は10分ほど。元データがRawではなくJpeg画像からなので、AI任せではまだここまではできないと思います。でもそのうちにAI技術が再びボクに追いつき追い越して行くと思います。なかなかLa-shinのサイト整備が進まないのもレタッチ職人としての意地が邪魔して、古いレタッチ作品に納得がいかなかったりするからです。
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